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犬の誕生日15歳

うちのミニチュアダックスフントが15歳になった。よかった
病気で通院したことがない。健康でよかった。耳と口はくさい。耳は聞こえないし目が見えていないので散歩があぶなくなっている。道路にじっとしているネコがいても気づかないが、そのネコが駆けると気づく。犬の見える世界はシスレーの絵みたいでぼんやりしてて動くものが目立つんだろうか。うしろから車がきても気づかないので注意してやらないと散歩は危ない。足の怪我と暑さでずっと散歩していなかったが行ってみた。草のにおいに大喜びだ。草は犬をひきつける。青々したにおいと、草にかかったよその犬のにおいと。脳を活性させるから散歩は大事という。犬と15年、あまりかわいがっていない反省しきりだ。反省というか、反省してもきっと変わらない。あたしは意地悪だと思う。まず実用的すぎて、かわいい首輪やかわいい服やかわいいケージなどを買ったことがない。倹約すぎて、オーガニックなごはんとか犬用おやつとか買った事がない。階段は下りもあがりも抱っこだがそれをものすごい仕事のように感じてる。自分をえらいと思ってる。だからなのか、2階に到着すると、犬をおろしてえいとおしりを押したりする。意地悪だと思う。
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私の足は草に切れてかゆくなった。犬は影が薄い。あぶない。
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足の指がにょろっとした写真が多くて本人ですらぎょっとしてる。MORE
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表皮がパンパンに腫れてるし、まだ赤い。ひりひりいたいのがちりちり痛いに縮小されてきた。よくなってはいる。でもまだ。長い。「踏まれたくらいで大げさ。仮病」と言われたけど、痛いかどうかは本人しだいだから仮病言うな。
川西市の土砂崩れで、両足の膝の下まで埋まって亡くなったニュースがあった。膝まで埋まっただけで死んでしまうのかと驚いた。挫滅症候群というのだそうだ。土砂崩れというと、海辺の砂遊びで砂に埋まっても死なないのにというイメージがあるが、一瞬のものすごい力で圧迫されるんだろう。緊急に不具合の合った電車から全員降ろされて次の電車に全員乗ってくる状況で、乗り込まれる電車に乗っていたことがあった。巨大な人の波で死ぬかと思った。もうどうにも動けないし降りれない。人は死ぬ恐怖を与えるくらいには乗り込んでくるが死ぬほどには詰められない。土砂だったら容赦なく突撃してくるだろう。震災の瓦礫の下から助かったあと亡くなってしまう症例から、挫滅症候群が知られるようになった。一瞬の強大な圧迫から開放されると、座滅した組織の毒素が全身に回ってだめになる。皮下組織が壊れるってこわい。殴られて死ぬというのを実感できてきた。血を流さなくても、死ぬことってありえる。

by kumaol | 2014-08-19 21:53 |