2015年 03月 30日
割り箸でハミを知る
ニヤニヤする加納先生。なんでしょう。「人に馬になってもらってハミの代わりに割り箸を銜えてもらう」いやな予感しかしない。断ったが、期待に満ちた目をするので、割り箸を用意した。銜えてみる。歯でガチっと。そうではない。軽く、口のはしにやさしく触れる程度。やさしく触れる程度なら痛くもなんともない。両端を同時に押されると顔が変に伸びる。「引っ張るはこういうこと」にやり。右の接触をはずされてすぐにぐいっと押される。「ハミがはずれて再びあてるとどう、いやでしょ」いやである。こすられる痛さがある。同じ軽さで接点を変えず、右側の圧力を強くしたり左を強くしたり、強く弱くはちょっとの変化でいい。両方をちょっと強くしたり。痛くないのである。
1、接点(圧点)ははなさない。
2、あてたまま強弱。痛くない
ずっとあてているという感覚が大事だとわかった。自分でやるなら自分の指でできる。指が軽く触れていて触れたままで右左、馬の口にハミがはなれず軽く当たっているままで、右強く左強くで指示を出す。右強くするとき左はなさない。両方ずっとつけとく。
自分の口のはしでやってみると、いやな感じやいい感じがわかってためになった。割り箸は持ち帰った。さくらとポッキーの部屋が入れ替わってた。
なるほどと思うときがおもしろい
いつも同じ軽いあたりであてたままを心がけると、前よりやさしく持てるようになった気がする。気のせいかもしれないけど、感じようとする意識が大事にはちがいない。すると今度は、今手綱でバランスとった、あ、また手綱でバランスとったというのがわかってきた、ほんとに。手綱でバランスとってると注意されても、「そんなことしてません(きっ)」してたが、わかってなかったことがわかった。目線はソフトアイズ、ハミはソフトタッチ。また楽しくなってきた。
馬の通路は出入り口から洗い場に向かって低くなっているので、出入り口に近い馬房は段差がないが洗い場に近いほど部屋と通路に段差がある。今までさくらは出入り口に近い段差ナシの部屋だったんだが、ポッキーは足が堅くて段差をいやがり出たがらないので、部屋の入れ替わりをした。
「なんで部屋変えたの」に対して上記の説明、「いつも馬のためを考えてる。理由なく部屋を換えるような無駄はしない」と付け加える先生。にやりも忘れない。
馬場向こうの山は裏山だとばかり思ってきたが、馬たちが正面に見ている山だから裏じゃない気がしてきた。表山か。正面山か。どっちだろう。
そうだね、あっちは今までどおり裏山でいいね。
by kumaol
| 2015-03-30 22:37
| 馬