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本「刀と日本語」

日常や文章で使われる日本語で刀由来の言葉の意味とあらまし。意外とおもしろかった。一単語につき2ページの説明で、刀のどの部分を指すのかについてはイラストで教えてくれる。つばぜりあいのつばとはどこか、しのぎを削るのしのぎとはどこか、わかった。実物を見るとどこかわからなくなりそうだ。実物を見たほうがいいのかな。ちょっとこわい。船に乗って海を見ると飛び込んでしまいそうになる感じに似てる。切られそう。おもしろかったが目次だけ見てその言葉を説明できるかというとできない。読んでわかって覚えていないという。
土壇場 
刀を試し切りする為に土を盛った(土壇)場所。罪人が人の姿をしている最後の時であることから[最後の最後の極まった状態」をいう。
うっとり
刀剣金工、地味な金属に金色の金をを移し取ることの「移し取り」金色が美しいので見つめてしまう。
とんちんかん
相槌の音が合っているととんてんかんだがはずれると、とんちんかんと聞こえる。
抜き差しならぬ
刀を抜くことも刀を差すこともできないとは、戦うことも常態でいることもできない身動きできない状態。
など、頭を使わずにさらっと読めて頭がよくなった気分になれる。楽しかった。

by kumaol | 2015-12-19 20:27 | 雑記