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膝がぐらつく

リハビリに出かけたら臨時休業だった。気温が上がるとサポーターが暑くてつらい。犬は日中道路に連れ出すと後ろ足をあげるようになった。怪我でもしたかと心配したがそうではなく熱いようだ。熱いからつけたりあげたりつけたりあげたり。目が見えているときは同じ熱さでも普通にしていたが目が見えないと熱いいやなものを踏んでいるのではと警戒するんだろう。6月は毛の抜け替わり期なのでとくとごっそり抜ける。あたしでなくてよかった。膝がポキパキ鳴っても大丈夫とネットには書いてあったが、中高年は大丈夫ではなかった模様。ひかかりを感じて鳴り始めたときにすぐ受診すべきだった。両足を肩幅くらいに開いて立ち両方の足の裏はぺたりと床につけて右に重心、左に重心、とやると、膝が悪いほうの左に重心をかけると膝がずれてあぶない感じがする。両足の足の裏をぺたりとつけて、右に腰を回して後ろを見る、左に腰を回して後ろを見るをやると左から左足軸でうしろを見るのはやめといたほうがよさそうだとなる。上の骨と下の骨が乗ってない。危ない危ない。
乗馬はなしで美容院に行く。毛先に厚みがでないように頭の丸みとあごのラインに沿ってするんとなるようにと希望すると、髪を一房もって放し、放された一房は空中にとどまったままなのを見せられた。するんとしない髪質である。軽すぎて細すぎて長さが不ぞろい。勝手に切れる。事前に「薄毛、60代、髪型」で検索したが頭頂部が薄毛の人は多いようだがおでこはげはクローズアップされてない。分け目が小道ではなくて入り江になってる。髪の毛をどんなに長くしても重さが出ないで横にふくらむだけだと言われ、短くしたら広がりは抑えられるんじゃないかというので短くしてもらった。そろそろ出来上がりを見ると、こ、これはっ!見間違うことなくゲスの川谷だった。金髪にしたらそっくりそのままだ。薄毛・おでこはげをどうにかする髪型がゲスのキノコカットだったとは予想していなかった。いやだいやだ。
休職してた人が亡くなった。ずっと糖尿病だったがガンでもあることがわかり3か月前に最後に会った時はハンガーにかけた洋服のように痩せていた。郷ひろみと同い年、見えないね(郷ひろみが若い)という年であったが定年後は田舎で農業をするから週末は農業の見習いをやってると言っていた。死ぬとあっけないのは生き返らないからだ。やり直しがない。残念だ。
DVDを超スピードで見る。




「フォーンブース」
いつも同じテレホンボックスからパムという気に入った女に電話する男、電話は見張られていてかけた人間とかけられた人間をつきとめて追い詰める犯人。男は既婚者で妻がいるのに独身の女に電話していたので、妻に知らせるぞいやなら電話を切るな。売春婦もこの電話を使いたい、明け渡さないので用心棒に追い出させてもらう、と殺人者はどこかから撃ち殺す。電話ボックスの男が殺したとメスゴリラたちは騒ぐ。警官が取り囲む。電話を切ったら殺す。脅されている。妻も駆けつける。愛人候補も駆けつける。テレビカメラの前で自分は卑劣な男で妻がいるのにもてようとしてたと告白する。警官が誰かに狙われてることに気付く。狙撃部屋に突入したら死んでいた。と思ったら犯人は別の男たった。ソウやセブンの系統だった、お前は罪びとだと弾劾し罰する殺人者。結婚しててほかの人とも仲良くなりたいであればその都度離婚すればいいのにと思わなくない。命を狙われることになる理由がチャラ男のもてたい精神でツマラナイのと、用心棒が死んだのは遠くから撃たれたのにぎゃあぎゃあわめくゴリラたちがうるさかった。
「冬の恋人たち2」北海道のお菓子みたいな題名。青春映画でおもしろいと書いてあったがあらすじと違う。2を借りてしまったからだ。だめな男をみんながあたたかく見守って最後までちゃんとやれる男になる話だった。みんなあたたかい。すぐに切れてすぐに投げ出して無責任で女にだらしなくて流されて調子よくてバカな男だが、スケートをしたことがないのに3週間ジュニア教室でこどもに教わっただけでくるくる滑れてしまう。けがでシングルの夢をあきらめた女の子のぺあぱーとなーになる。次の日が試合でもビールのラッパのみをしたり二日酔いで試合に出たり、クリケットとはずいぶんちがう。パパもままもあんな男やめろとは言わないで、あたたかく見守ってくれる。ばか男以外はみんなあたたかいいい人たち。
「俺たちフィギュアスケーター」
大金持ちの養子になってスケートだけしてきた青年と下品でデブなオヤジスケーターが同点で優勝し一位の台に一緒に乗って喧嘩して永久追放になる。だがちがう種目なら出れる。なら二人でペアスケートに出よう。男男で出場すると大人気。全米一位の兄妹ペアは面白くない。妨害する。兄妹ペアの下の妹と養子だったほうは恋仲になる。妨害めげず陰謀を暴いて最終決戦で奇跡の大技を成功させてハッピーエンド。空中でお互いのエッジを接触させて火花を出すワザが面白かった。
「ドライブ」
フィルムノワールリスペクト的な話。キャリーマクリガンが欧米人には珍しい不幸顔で印象にのこる。スタントマンと逃がし屋のドライバーをしてる主人公は隣の奥さん(キャリー)が好きだ。服役してた旦那が戻ってくる。うまい話に乗って借金チャラになるはずが旦那は殺される。大金をゲットするがニュースでは損害はなにもなかったと報道される。どゆこと。ここからスタントマンでドライバーな普通の男は超人になり犯罪組織に単独のりこみグサッ。黒幕を探し出しグサッ。男の顔その他好みではなかったのでなんとも思わなかった。キャリーはよかった。
「ハイドアンドシーク」
エミリーがかわいい。おでこがとても大きいけどもおでこはげではない。どこがちがうんだろうか。
「マレフィセント」
眠りの森の美女をベースにしたアンジョリーナジョリー主演でエミリーのダコタの妹のエルがオーロラだった。カラスの命を助けて人間の姿にするがその彼がかっこよかった。マレフィセントはムーア国の王妃、圧倒的な魔力と大きな翼から繰り出す戦闘力で侵略国を追い返す。すてきな若者(するい泥棒)に心を許し翼をもぎ取られてしまう。翼を持ち帰った褒美に宝石泥棒は国王になる。娘が生まれ、糸車にさされて死ぬ呪いをかけられる。国王は姫を3人の妖精にそだてさせ隔離する。3人の妖精はクズ揃いなのでマレフィセントとカラスはずっと見守る。国王はマレフィセントへの恨みを忘れない。父親が国王と知り呪いの効力が有効なうちに城にもどってしまう王女、糸車の針に刺されて永遠に眠る。後悔するマレフィセント。真実の愛のキスのみで解除される魔法、マレフィセントがキスをすると王女は目覚める。と、国王の軍隊につかまってしまう。カラスをドラゴンに変身させるがドラゴンもつかまってしまう。絶体絶命のピンチ。戦いの場から逃げた王女は偶然(偶然!)物置の小部屋に逃げ込むとそこには大きな翼が収納されていた。翼の枠を壊すと翼は勝手に墜落していき、戦いの部屋に落ちていく。マレフィセントに翼が戻った。強くなり形勢逆転、ずるっこ王は死ぬ。二国は仲良くすることになりいばらの壁は消滅した。めでたし。年頃に、年頃の男が一人しかいないと卑怯なこそ泥でも素敵に見えてしまうというのは現実でもよくある話。魔法が使えて超人的にすごいのになんであんな男に。王女誕生の祝いの場でも王妃に対する嫉妬むき出しである。まだ未練があるのか。すがすがしいクソ男だったので最後にはすっきり殺すことができてよかった。さすがにもう未練はないだろう。うまくいかなかった恋は幻滅で終わらせるのが理想的だと思う。
「少年は残酷な弓を射る」
弓を引く少年の感想文はないかと検索したらこのタイトルにぶつかった。母と息子の物語。現在と回想が交錯する。母の髪の毛の長さで今か昔かわかる。雑誌記者は高齢で妊娠し仕事をやめて主婦生活に入る。男の子はなつかない。大きくなってもおもらしをするからおむつだ。母の記念碑てきな地図ポスターにいたずら書きをしたり食べ物を来たなくしたり。夫は、男の子はこんなものだと取り合わない。思いがけず妹が産まれる。妹のかわいがっているハムスターを殺したり。遊びのおもちゃにもらった弓が好きで大きくなってからは本物を与えられた。妹の目を失明させる。この子はなんかおかしい。夫は逃げ腰になり離婚を考える。体育館のドアを封鎖し閉じ込められた生徒たちを弓で打って大量殺戮する。家では夫と妹が殺されていた。地味なパートタイマータイピストとして同じ町に住み続ける母親、友達もいない。18歳になった息子の面会に行くと、もう耐えられないよと弱音の息子。立ち去る母親。明日も同じ日々が続くことを予感させる終わり。殺人者は割合で生まれてくる。母親や家庭環境の責任ではなく社会に占めるパーセンテージなのだ。息子は窪塚洋介に似てる。若いころの美輪明宏ぽかった。
「アルプスの少女ハイジ新しい冒険」
おじいさんの視力が悪くなってハイジの世話ができなくなるからとハイジは町においやられる。偶然なかよくなった女の子がいてその子のおうちに行くと豪邸だった。新しい友達はパパにやさしくしてもらいたい。パパは仕事人間で気付かない。パパは娘を気にかけてやるようになりハイジは山に帰りたいと泣きおじいさんの目の手術はまかせなさいと金持ちのパパは言う。みんなうまくおさまる。結局お金で解決な話。
「ブルックリン最終出口」
30年くらい前に小説で読んだ。かなり好きな話だったのとわかりにくい内容だったので2回読んだ。最初は女とめちゃくちゃな男たちの小汚い話だと思ったが2回目は労働争議とかの部分も丁寧に読んだので生活が苦しいとか生きがいがないとか生きるのがばかばかしいとか息苦しい閉塞感と硬派な社会情勢みたいな空気を感じた。いづれにしても売春婦は死ぬんだと思う。映画は、クリスチーネFの監督らしい。工場労働者数家庭のエピソードと町の荒廃した汗臭い荒々しい教養のない一触即発な情勢を絡めている。時代の古いので暴動の荒々しさや緊張感が滑稽でもある。最低な街だ。暴動を止めるために出動してきた警官は馬に乗ってる。
by kumaol | 2016-06-18 22:38