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構えているんじゃない

前日は普通に寝れてすっきり起きれた。うなされなかった。前回と前々回で自分なり手ごたえをつかんだので何をすればいいかわからない戸惑いの状況から前進できていた。

●肩の力を抜く(全身だが特に肩)
●そっくり返る(座骨で座るの意味だが、座骨で座れや体を起こしてといわれると「できてる」と自分では思っていた。自分でそっくり返っていると感じるくらいにそっくり返ると、ちょうどよい(まだ足りない)体の起こし方だったことがわかった。そっくり返るは言葉が悪いが、私にとってはちょうどよい意識の言葉である。)
●脇を離さない。外方を我慢


「うちのこぶしを上げる」
常歩を始めて、あっちの蹄跡で必ず内に入る。何度も入られる。外方を我慢するだけでは肩からうちに入られて意味がない。我慢するだけでは話し合いにならないので、うちのこぶしを上にあげて外は少し開いてやったら入らなくなった。
うちのこぶしを上げるとうちにはいらなくなるというのは聞いてはいたが実行したことはなかった。ハミを斜めにしたら馬がかわいそうだろといわれていたのでやってはいけないのだと思っていた。だがやっていたときは何も言われなかった。
2,3周、うちのこぶしをあげることでうちに入られないように調整できたら、その後は外方を我慢するだけでうちにはいられなくなった。
話し合いができるようになった!(喜び)

「反巻きの出口では両手綱を首につける」
巻き乗りも反巻きも号令が聞こえるとさくらが勝手に始めてくれる。
馬のほうがかしこいという憎まれ口を聞き流す。回り方は馬の勝手にはできなくて、巻きは大きくなったり小さくなったり、もっとおちついてやりたまえ(自問)。
反巻きで回ってまっすぐ蹄跡にもどるときは両手綱をつけろと言われた。意味がわからず止まって説明を聞く。手綱が壁の役目をする。手綱が進路を馬に教えている。手綱の間が広かったら馬はどこに進んでいいかわからない。まっすぐ進ませたいときは両方をつける。「しぼったかんじでいいのか」と質問する。両方つけると、こぶしの間隔がせまくなってしぼる感じになるから。両方つけろということ。蹄跡への向きが決まったら次は外方に壁を作りうちは少々開いて蹄跡に戻してやる。
なにもないところでまっすぐ進ませるには両方の手綱をつける、と知る。
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次のレッスンの人に、みんな先生ときゃっきゃと楽しそうに長話をしているが自分は苦手意識が強くなってしまってなにも聞けないし話ができなくなったと話した。
「構えているんじゃない?」
そんなことない。なにかいえばいやなことを言われるんだもの、、と心の中で思って、あ、それが構えてるってことだわと気づいた。
こういえばこう嫌なことを言われる、と思うと話しできなくなる。話さないようにすれば嫌ないい方もされない。静かにしていよう。そんな習慣がついてしまっていたが、それが構えているということであった。利害関係もない人とならいやだから話ししないでいいのだが、乗馬をうまくなりたい利のために来ている。構えて損するのは自分。ききたいことを聞かなくてどうするのだバカ。構えているんじゃない。
そこで、勇気を出して話しかけてみたのです。
「少しはよくなってますか」←図々しいww。会話のとっかかりなのでしょうがない。どんまい。
ぶすっと違う方向を向いて、「ぜんぜん。ぜんぜん甘い」と言ってた。どんまいどんまい。
「うちのこぶしを上にあげたらうちに入らなくなったがこれでいいんだろうか。」
それでいいが、こぶしだけをひょいっとあげるのはだめ。みんなそう。ひょいっとあげる。手綱が馬に沿うようにあげてやる。(体の前で手首を内にまげて持ち上げるジェスチャー)。手綱が壁なのだから、手綱が触れるようにあげてやる。というありがたい内容を聞くことができた。ハミを斜めにするのが効果をもたらすのかと思っていたが壁を意識させることが目的なのである。
反巻きでまっすぐに歩かせることも同じで、手綱で壁を作らなければ馬はどこに進んでいいかわからない。教えてやらなきゃ。常歩のときにあなたの右の強さはこのくらいで左の強さはこれくらいと教えてやらなきゃ。
馬に教えてあげる手綱。なるほど、なるほど。こっちいけあっちいくなどうしてこうなるの!の状況から抜け出せそうである。抜け出せたら、たぶんすごく楽しいと思う。もう少し。













by kumaol | 2017-04-16 14:20 |