2014年 08月 24日
本「せかいいちうつくしいぼくの村」「こまったこまったぬいぐるみ」
ねこの子こまちゃんはおさいほうが得意でぬいぐるみを作ってお誕生日にあげようとする。ぬいぐるみは食いしん坊でいたずらっこで乱暴で、こまってしまう。
絵がかわいかったので何回か読んでみた。内容は、わたしにはちょっと幼すぎるかな。ストーリーとかよりも、歌の、言葉の韻とかが子供にはおもしろいのかも。ぬいぐるみはいきなり行儀わるすぎだと思った。こまらないとだめだから?こまちゃんはやさしいいい子なのに、こまらせる設定って変な感じ。絵と色はかわいい。おとこのこおんなのこにこだわった部分がある、ぬいぐるみにリボンをかけると、「ぼくは男の子だからいらないやい」と言うところと、プレゼントされたいぬこさんが「かわいいぬいぐるみ、このこおんなのこでしょ」「ちがうよおとこのこだよ」という会話部分。ふるくさい感じがした。確かに、子供のときはあなたは男、あなたは女というおとこ、おんな、の教育というか常識というか区別をよく言われた気がする。確かに区別させないと区別できないわけだから古臭くてもしょうがないか。子供向けなんだから。そういう子供向けの絵本。
「せかいいち うつくしい ぼくの村」 小林 豊
アフガニスタンのバグマン村、すもも、さくら、なし、ピスタチオなどの花がいっぱい咲く、春。ヤモは父親と一緒に市場にでかけてさくらんぼを売る。どこにいけばいいかわからなくてもロバのボンバーが歩く道順を知っている。さくらんぼは全部売れて父親のすももも売れて、売った金で子羊を買って、次の春に兄さんが戦争から戻ってきたら羊は大きくなっているね。この年の冬、村は爆撃で消え去りました。
ロバの絵が何ページもあったので読んでみた。ロバはかわいい。朝早く村を出発するんだが村の中を歩いていると果樹園ではすでに大勢の人が働いている。
最後の1ページで、タイトルがわかるようになってる。村は消え去った=せかいいちうつくしい村だった。戦争はいやだ。誰もがいやでしょう。戦争しつくすのはあとどれくらい。まだ限界じゃないということなんだろう。まだ生まれてくるのは早いと思う。かわいそうだ。
by kumaol
| 2014-08-24 21:00
| 雑記