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本「電気馬」津島佑子

本「電気馬」津島佑子 新潮社
短編集。「馬」がタイトルについているので読んでみた。津島さんの作品は手に取るのも初めて、きっと辛気臭い作品という先入観。日本語はむずかしい単語をチョイスしていないので読みやすかったが、それなりの昭和の純文学だった。(2008年の作品だった)。心象風景を電気馬という一つの像にして芸術的かっこいいみたいな作。ぴんとくるかこないか、印象の共感勝負みたいな感じ。柳美里に似てる感じ。柳美里の作品で、しゅっぽしゅっぽとかいう呼吸音から始まりマラソンランナーの祖父を描いた作品があって、電気馬はどこまでも一本道の一直線をひた走る電気の馬で、どっちも走る、似てると思った。電気馬は電車のたとえなのかなあ、原始人じゃあるまいし電車は電車で馬じゃないですし、脳内イメージなんでしょうか。内部を燃やして走ってるそうです。作者は何を言いたいのでしょうとかなにを表現したいのでしょうとか比ゆだとか記憶だとか心理だとかをこっち(読み手)が当ててやらないといけない。読み手が感じ取ってアゲなければいけないって変。わかりやすく書けばいいのに。作者はわかってくれなくてもどうでもかきたいことをかいているんでしょうがそれが国語の問題とか試験とかってなるとこっちが責任をもたなければいけなくなってなんでって気がする。小林秀雄とか神聖視されてたけどあんなわかりにくい文章のどこが賢いのだ。わかりにくい文章をかくほど頭がいいみたいな変な崇拝があった。文学はしかめっつらで語るもので読み捨てて楽しかったで終わってはいけないものだった。ような気がする。うん。女が殺人をしたというのをうすうすと電気馬は感じているらしい。シュールとかいうのもよくわからない文学ジャンルだ。久しぶりによくわからないものを読んだ。他の短編は読まなかった。

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昨日の4大陸はおもしろかった。ボーヤンがダイナミックなジャンプをきめて、でもジャンプ以外は腰や足がぐにゃぐにゃしていたけれど元気さでやりきって高得点だった。最後が年長者で過去チャンピオンのPだったので、結果が悪いと気の毒だから応援しようと上から目で応援したら応援するとミスしないように転ばないようにとどきどきする。すばらしいできばえでスピンやステップが腰が強いのかブレがなくて、厚い胸筋が目立っていたけれどもそれだけの筋肉があって見事な体幹なんだなと納得した。まさかの大逆転で優勝したので驚いた。ハンヤンとPの衣装はシンプルで、ぱっと身練習着って思った。高価なのかな。うのさんとカナコさんはジャンプのときの踏み切りじゃないほうの足と着地じゃないほうの足が似てる。ぶいーんっとぶん回したりうしろに大きくぶーんって飛行機の羽みたいになるところ、みんなそうだっけと見るとみんなそうなんだけど特別乱暴に振り回してるように見える。だからこれからジャンプするぞって時には振り回す足のほうが気になってしまってますます気になった。レミゼラブルの曲が多かった。意外と同じ曲を使いまわすんだ。世界選手権が待ち遠しい。
ハンギングバスケットの教室に通い直してちゃんとマスターがとれるようにがんばろうかと言ったら先生の言うことを聞かない人は無理と言われた。聞かないわけではなくて。「この花がいいですよ」と薦められたのが気に入らなくて断って違うのを選んだことがあってそれを見られていたのでとまあ、言い訳。今度は薦められたものにするし、いろいろいろんな草花を自分で扱うようになってこだわりがなくなってきたのでワガママじゃなくなったんではないかと思ったがだめかな。ただし教室に行っても目だって下手なのでほとんどを助手の先生が仕上げてしまうのである。マスターコースに行けるようにっと張り切っても、他の人は進級しているのにあたしはいつまでも作ってもらってるとか後から来た人に抜かれたとかいつまでたっても一人で作れないとか、言いそう。愚痴りそう。目に見えるようだ。保留。
ユニクロのヒートテックでちょっとふるくなってのびてしまってるのを着ると腕のつけねあたりがひりひりすることに気づいた。重ね着している一番下の布地がゆるくてこすれるからだ。ぴったりしている下着のシャツならそうなることはない。馬のあんしょうも、一番下の布がゆりゅゆるこすれるからなるのかな。一番下が、車のダッシュボードでものが滑り落ちないメッシュのシートみたいのだとこすれなくていいんじゃないかな。そういうのを使ってるところもあるけど、鞍は重たい。すっごく軽くてやわらかくて丈夫な鞍が発明されるといい。
by kumaol | 2016-02-22 22:29 | 雑記