2017年 01月 04日
マンガ「サラブレッドと暮らしています」
職場まで階段を下りて10秒。園田競馬場の厩務員をしている田村さんのマンガ。短編10話からなっていて、どんどん面白くなる。げらげら笑える。最終話はうぐぐぐぐぐ涙をこらえてのどが痛い。泣くもんか。ぽろぽろぽろ(涙)
田村さんの上司はこんな人だ。
世話している馬たちのエピソードがおもしろい。
内弁慶のセブン、人間でいえばニートなひきこもり。
子猫にすらビビる始末(あわあわ
2歳の新馬を迎える話。馬がなにかしそうだなというのを事前に察して用心しないといけないのだが、
ゲート試験とかタイム内で走れるとか、適性検査に受からないと競走馬になれない。ゲートになれさせるのが一苦労だ。
ユリアという名前のきれいな馬を預かった。明るい栗毛で2歳で小柄な女の子、もてる。10歳の牡馬も恋をしてしまう。
なんでユリアなんていう人の名前をつけたんだろう?
新人ジョッキーが営業周りに来ると、じゃあ乗ってみてと乗らせることがあり。指示をしてもうわのそらなのでどうしたかというと前のレースでこっぴどく負けて怒られてへこんでいる。パドックでもやじられ
一番長く世話をしていたのはサイレントウィナーで、100戦以上している。連対率40%、厩舎の稼ぎ頭だ。尻尾を振り回して顔をぶったり、まだまだやんちゃである。
なんだかんだあっても田村さんの一番のお気に入り、長く世話をしているサイレントウイナーなのですが、
(略)
競走馬の幸せって、馬の幸せってなんなんだろう。
立ち直れない田村さんに、調教師は言う。
動物が教えてくれることはとても多い。動物に教わったことを表現してくれる人間から教わることもとても多い。
すごくおもしろい、いい本だった。誰にでも薦めたい。
by kumaol
| 2017-01-04 22:12
| 雑記