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本「奴隷小説」桐野夏生

黒い装丁で淫靡さwを表現。短編集だった。スズメの話が続くのかと思ったら次は全然ちがう話になってた。短編なので、ミステリアスな設定になっていてもぱたっと終わってしまう。物足りない。短編を読むときは短編なんだと先入観をもって構えて読むことが大事かな。いろんな奴隷が出てくる。長老が絶対権力の村では女は長老の女で、長老の血の薄い女は15で長老の嫁になる。拒むと舌を切られる。イタイイタイ。長老の嫁になる定めなのにほかの男の子供をはらむと左目をつぶされる。イタイイタイ。そうして生まれた本雀の娘もスズメなので人前でしゃべることは許されない。という設定で終わってるような話とか、アイドルになりたい娘にキモオタが「君たちは夢の奴隷だね。僕たちは君たちを解放してあげる神様だよ」と恩着せがましい。それはちがうと母親は思うのだが娘はうれしくて涙ぐむのだった。とか、拉致された女学生たちは周りを泥沼に囲まれた場所に監禁される。奴隷になったり臓器をとられて殺されるなら今泥沼に沈んで死んだほうがましと次々と泥に入っていく話とか、川が凍ると川向こうの女たちが炭鉱の男たちの村にやってくる。凍っている時だけ女を抱ける。女はものをくれる男がいい。男は石炭をこっそり盗み女にやるが男たちにばれてしまう(その後の男の運命は察し)、鐘つき番は一分でも遅れると殺されてしまう。へました鐘つき番をすぐに殺すように銃撃兵が見張っている。鐘をつくためにずっと時計を見なければいけない鐘つきと鐘つきが時間通りに鐘をつくかを見張っている銃撃兵が不条理劇みたいでちょっと古いと思った(嫌いではない)。全編なんだかものたりなく、すかっとしたりなるほどっと合点がいくつくりではなくて、こういう設定どうでしょうという提示で終わっているのでもうちょっと先まで書いてほしい。文章は上手なので設定を理解するのにに頭を使う必要はない。

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肩の力を抜くにはどうするか。
肩がこんな、と、肩が耳につくような恰好を物まねされる。
肩だけを意識するんじゃなくて、骨は全身つながっていて、膝が固いと肩が固くなるという話を聞いた。確かに、膝に力をいれずにリラックスしていると肩に力は入らない。バランスボールにまたがると股関節やひざや足首や尻の筋肉などに力がはいるとボールが絞られる。リラックスするとボールが膨らむ。下半身の力を抜くと肩に力をいれづらくなるので、力が入っているときはきっと膝も硬くなっているんだろう。肩を治すのがむずかしいなら、膝の力は抜けているかと意識して力を抜くようにしていれば肩の力も抜けるようになるかもしれない。
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3,4年前に前髪が大量に抜けたときがあっておでこはげになってしまったのだが第二弾が来た。ぶるぶるっと頭を振るだけではらはらと抜けてくる。もみあげがはげになればいいのに。若いときは生きているのがつらかったが今でもつらくないわけではないがなれなければなれたなれたとごまかしてなれたつもりになりとりあえずどうせ一度は死ぬまで死ぬ必要はないのだからと慣れたころには老いる老化する昨日までなかったところにおおきな斑点(しみ)ができているとか老醜の変化を受け止めねばならず簡単に言えばめんどくさい。生まれた時から死ぬまで変化がなくパタッと倒れて止まるってのがいいなあ。
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ヘルシンキ楽しみ。

by kumaol | 2017-03-28 22:19 | 雑記