本「チャームオブアイス」

きれいな写真と読みやすい文章レイアウトで読み進めるのが楽しかった。フィンランドの作家とジャーナリスト3人の共著。テーマに沿ってスケート選手の「回答」で話が進んでいく。
テーマは目次にある、氷・絆・痛み・プレッシャー・正当性・スタイル・パワー・魅力、の8項目である。フィンランドなのでキーらコルビやれピストのせりふが多めか。ほかは2017シーズンとその前あたりの選手にスポットを当てているから新しい雰囲気がある。
表紙の写真はキーらコルビ。

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「氷」
氷の上では自分は自分自分の心そのもの(ランビエール)、氷に対する想いを記述している。はぬうの写真はあるが本人の言葉としての記述は一切ない。

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この写真のはぬいいはかなり前に見えるがUAのシャツはついこの前のオリンピック練習の映像で着ていた。

「絆」
アイスダンスのテサモエの写真とせりふが多い。シブズもかっこいい。パートナーとの絆、コーチとの絆、観客との絆(客席を煽るステファンとプル)。アイスショーでの共演写真で選手どうしの絆として荒川とステファンの写真。はにゅうの白鳥が見開き。

「痛み」
スケートがもたらすからだの痛みについて。「怪我から回復しないのではないかという不安はないし再び怪我してしまう恐怖もない。私はプロのアスリートで趣味でやっているのではないのだから」プルしぇんこ。

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公式練習や6分間練習には危険も伴う。大きなプレッシャーを抱える一方自分の力を証明したくて気持ちが高ぶる。

「プレッシャー」
不安と緊張に耐えて自分をコントロールすることはトップアスリートにとって大切な仕事だ。もし不安に降伏したらそれに支配されてしまう。

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トップスケーターは大きな注目と称賛を浴びるスーパーヒーロー。自国日本で普通の暮らしをすることはもはやできない。

続けて見開きに写真4枚

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世界チャンピオンでオリンピックチャンピオンは観客の前でいつも全力投球。
演技後の深いお辞儀には観客だけではなく氷に対する感謝が込められている。

日本の国旗を振る熱心な日本のファンの写真と、得点発表をまつ宇野と樋口コーチの写真もある。

「正当性」
勝利が僅差できまってしまうことや、ジャッジの公平性などについて。現在の採点方式は旧方式よりも高く評価されているらしい。
ときには採点結果にショックを受けることがあってもいちいち気にすることは無駄だという。「競技を続けるかほかの道を見つけるか二つに一つ」(セルゲイヴォロノフ)「誰かがあまりいいすべりじゃなくても優勝してしまうことはあります」(リッポン)

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世界のどこで滑ろうとも演技後には大量の花束とぬいぐるみでリンクは埋め尽くされる。

「スタイル」
外見(の美しさ)がもたらす光と影について。大人の体つきになること、大人になって「太って」くることに対する口出し。安藤ワグナーメイテGGすずきなどの写真と言葉。男子スケーターのスタイルも変わってきた。ランビと高橋の二人が手をとって踊るショー写真、伝統的なスケーターファッションと革新的なファッションとしてリッポンとプレジナ。

「パワー」
「フリーを滑りきる簡単な方法はない、最後はいつも疲れてそこらじゅうが痛いんだ」最後のリフトは疲れがピークになる(ラドフォード)。スケートは持久走でもあり加えてジャンプスピンといったエレメントが加わる過酷な競技。

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喘息を抱えながらもフィギュアスケートの頂点に駆け上がった。コーチ陣は持病に配慮しながら練習計画を立てる。

「魅力」
スケートの魅力をスケーターの側から。すべることはいつも喜びがある。


など、簡単に紹介した。10年後20年後には時代を感じる本としても楽しめるだろう。

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by kumaol | 2018-03-11 16:07 | 雑記 | Comments(0)

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