2019年 08月 19日
本「カロリーヌとびょうきのティトス」
ティトスってへらず口でかわいげのないガッキって感じなんだけど
作者はティトスをかなり好きそう。ロボットという属性に愛着があるようだ。
ロボット研究所で直してもらうことになりカロリーヌが付き添います。
博士は、展示場のもとの仲間たちと一緒に置いてやり、元気にさせようとしましたが、
ティトスは展示場で展示されているふしあわせなしょくん
つかれしらずのはたらきもの
おしゃべりしないウェイター
れいぎただしいめしつかい
くちのかたいひしょ
はつめいずきのコック
やさしいベビーシッター
を扇動し始めました。
「ティトスがみなさんをたのしいとこおへあんないします!」
早く引き取ってくれ!いまいましいティトスのせいでロボットたちはめちゃくちゃだ。
博士の電話で引き取りにきたカロリーヌ、
展示場のロボットたちは旅行に出ると騒いでしっちゃかめっちゃかです。
ティトスは、電話している最中に逃げ出していました。
カロリーヌと8匹はティトスの味方ではなかった。
ずるやすみしてあそびたがってるロボットの頭の中なんてだれにわかるのさ!うすのろユピーですら辛辣なことを言います。(いいぞ)
おまつり広場を探すことにしました。
プフノワローユピーボビーキッドピポは遊具で遊んでしまいます。
「なにやってんの」腰に両手をあてて叱るカロリーヌ。しかりーぬ。
機械人形楽団の故障部分のかわりになっていたティトスは耳がきこえなくなってしまった。
再び博士のもとに連れて行く。大きな耳に付け替えられた。
機械人形博物館で、ご先祖様のロボットを見たティトスは大喜び。
手回しバレリーナと手をつないで踊りくるくる回って大きな耳が飛んでとれてしまった。
「ティトス、みみ、もうこわえてない!」
目がくるくる回ったおかげで耳が治ったんでしょう。
ばんざーい。
カロリーヌは叫びました。
ばんざいと叫べばなんでもおめでたい。カロリーヌのめでたい法則。
ティトスはノウゼンハレンの種をお土産にして帰ります。
ティトスはため息をつきました。
「きのどくな人形たち。まいにち同じに動いて毎日同じに踊ってかわいそう」
機械人形とはそういうものなのよ。とカロリーヌ。
あれはおもしろがらせるだけのもの。あなたはなんでもできる役に立つロボット。
お花が大好きで、しあわせな!
ロボット哲学語るカロリーヌ。
終わり
by kumaol
| 2019-08-19 22:18
| 雑記